気づいたら看護師○年目

気づいたら○年目だった看護師の思うことを書きます。

私が新人看護師だった頃にしていてよかった!していたらよかった?7選

もうすぐ4月になります。4月といえば新生活。

入職試験や面接を突破し、国家試験も合格した方はもうすぐ看護師としての業務に励む日々がやってきます。

 

「どの部署に配属されるかわからない。そこに怖い先輩がいて目をつけられたりしたらどうしよう。本当に看護師としてやっていけるのかな?」などの不安を感じる人もいると思います。

 

そのためこの記事では、私の経験から新人時代に「していて良かった事」や「していたらよかった事」を紹介しようと思います。

 

1.元気に挨拶する。

いつの時代もやはり挨拶が大事。元気に挨拶してくる新人に危害を加えようとするする人間は、なかなかいないと思います。無視などして精神的な危害を加えてくる人はやばい人です要注意。

 

2.知ったかぶりをしない。

新人なので知らないことがあるのは当然です。むしろわからないことの方が多いです。知ったかぶりをすると、せっかく知らないことを知れるチャンスを逃します。知ったかぶりをして後で自分で調べるのはかなり苦労します。わからないことがあれば、「わかりません」と正直に伝えてみましょう。その時は開き直るのではなく、「後で自分でも調べてみるつもりなんですが教えてもらってもいいですか?」といった言い方だと当たり障りがないかもしれません。

 

3.学ぶ姿勢を見せる。

国家試験をパスしてある程度知識があるとは言え、新人時代は自己学習しないといけないことが多いです。自己学習には限界があり、足りない部分があるため、先輩に質問をする時は、「わかりません」ではなく、「ここまでは勉強したんですが、ここがわかりません。」など少なからず勉強はしていることを伝えるようにします。また学習課題も間に合ってなかったり未完成でも提出してみましょう。それだけでもあぁこの子は勉強する子なんだと学ぶ姿勢を見せることができます。

 

4.積極性を見せる。

新人時代は看護技術の習得のため、技術の見学や実践をこなしていかなければなりません。厚生労働省が定める新人看護師の習得すべき技術の項目はかなりあります。可能な限り1年でそれらの技術を経験し習得するために「この技術は初めてなので見学させてください」というように先輩と調整を行い積極的に習得していくことが必要だと思います。未習得の技術をリストアップしておくことや手順書を読んでおくことも必要です。

 

5.報告連絡相談を密に行う。

ホウレンソウと言われるように、報告・連絡・相談はとても大事です。勝手にわからないまま業務を進めると事故のもとになります。わからないことがあったり、何かふと気になったら手を止めて先輩とコミュニケーションをとって見ましょう。たとえ怖い先輩だとしても事故を起こすよりはマシです。

 

6.同期とのコミュニケーション。

新人時代は看護師人生において辛い時期となる可能性があります。そんな時期に似たような立場で共感できるのは同期です。同じ部署ならなおさらです。あの先輩怖いとかこんなミスをしてしまったとかを共有できれば、お互いの糧にもなりますし、仲良くなれば辛い新人時代を支え会えるかもしれません。

 

7.元気に出勤する。

これまで6つ偉そうに書きましたが、新人教育に携わった私が新人看護師に求めることは、元気に出勤してくれることです。人によっては仕事が辛くて出勤できなくなる人もいる中、勤務の日に出勤できることはホントにすごい。朝起きるだけでももう偉いと思います。毎朝頑張って起きて出勤すれば経験もできるし次第に慣れてきてなんとか1年続けられるかもしれません。

 

来るだけで偉いと思ってくれる人がすべてではないため、最低限のマナーや態度(不快に思われない敬語や言葉遣い)と1~6を記憶の端っこにでもとどめてもらえて無事1年仕事が続けられたら嬉しく思います。

 

「とある看護師さん、90歳過ぎた認知症の人に透析導入に疑問 「1年の透析費用の約○○円は税金から使われる。なんのために看護師やってるんだろうと思う」という記事を見て思ったこと。

まとめサイト「とある看護師さん、90歳過ぎた認知症の人に透析導入に疑問 「1年の透析費用の約○○円は税金から使われる。なんのために看護師やってるんだろうと思う」という記事を見かけた。

 

blog.esuteru.com

 

その記事ではとある看護師が90歳を過ぎた認知症患者が透析を導入して、毎回身体拘束(両手首を紐で縛られたり腰をベルトでベットに固定)をされながら透析を受けている。その患者の透析のために年間約500万円が税金から使われている。透析患者は障がい者手帳持ちのため医療費は無料。何のために看護師をやっているんだろうといった内容である。

 

このツイートを見た人の反応には「人の命を軽んじてるやつが医療業界にいるほうがおかしい誰であろうと全力で救うべき」、「生き汚い老人の無限の欲望を実現するために若者が奴隷にされる美しい国」、「透析ってやってる本人も地獄の苦しみやぞ、それを縛り付けてやってるんだから察しや」などの賛否両論なコメントが寄せられていた。

 

患者さんや家族に直接そんなことは言えないけど、気持ちはよくわかる。

税金がもったいないとか、なんで看護師やってんだろとは思わないけど、認知症患者への医療について思うことがあるため、つらつら書いていこうと思います。

 

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